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子宮頸がん(HPV)ワクチンは打つべきか?30代の体験談

以下の内容はあくまで私個人の感想ですので、
この記事を見て何かを判断することは控えてほしいです。責任も取れません…
悩んでいる人の不安を少しでも減らせたらいいなと思って書いております。

私(92年生まれの30歳)の子宮頸がん(HPV)ワクチン事情

私は1992年生まれの現在30歳、
つまりは子宮頸がん(HPV)ワクチンが日本国内で推奨される前の世代ですが
高校生のときに母の判断でサーバリックスを3回接種済みです。

高校生のある日、母に聞かれたのです…
「性行為したことある?」
直球すぎる質問にどぎまぎしたJKでしたが(笑)
当時はまだバージンでしたので、そのことを母に伝えました。
すると、子宮頸がん(HPV)ワクチンを打とうか、という話になったのです。

Pちゃん
Pちゃん
母よ、初めから子宮頸がん(HPV)ワクチンのための質問だと言っておくれよ…

私と同世代で売っている人は多くなかったです。
それもそのはずで当時は2010年、公費で打てる期間ではありませんでした。
子宮頸がん(HPV)ワクチンの副作用が取り上げられ
国が接種推奨を控えていた期間が2013~2021年あたりなので
それよりも前の時期だったのです。
ちなみにですが、私の母は医療事務をしていたため
自分で周りの医療関係者に話を聞いて打った方が良いと判断したそうです。

そして私は
①2010年12月
②2011年2月
③2011年9月
3回接種をしました。
副作用は腕の傷みがでましたが、それ以外には何も起こらずでした。

子宮頸がん(HPV)ワクチンは打ってよかった?

子宮頸がん(HPV)ワクチンを売っていて本当に良かったという出来事が
2020年の年末(当時28歳)に起こります。
それは、子宮頸がんの精密検査です。

28歳の子宮頸がん検査で軽度異形成と診断

会社の健康診断のオプションで婦人科検診を受けていたのですが
まさかの引っかかってしまい、精密検査行きに。
何の心当たりもなかったので驚きとショックが大きかったです。

そして精密検査の結果、軽度異形成という診断がおりました。

この時点で「ワクチン打っててよかった~」と思ったわけではなく
実は軽度異形成が自然治癒したあとに
ワクチンを打っていたことを親に確認しました。

精密検査になった時点でワクチン接種済みであることを知っていたら
どれだけ心持ちが違ったことか・・・
不安に怯えた時間はとても長く感じました(泣)

Pちゃん
Pちゃん
早く親に聞いちゃえばよかったのですが
精密検査なんて聞いたら必要以上に心配されるかも?なんて思ったりして
なかなか言い出せなかったのです。。

 

子宮頸がん検査~自然治癒までの一連の流れは
こちらの記事をご覧ください。

子宮頸がん|軽度異形成(LSIL)から異常なし(NILM)に自然治癒した話会社で年に一度受ける健康診断で子宮頸がん検査をしたところ要精密検査になり、検査を受けたり受けなかったりして時が経ちました。結果的に異状な...

ジェノタイプ検査でHPVの方が判明

精密検査の結果、軽度異形成で間違いないと分かると
次は感染しているHPVウイルスの型を確認するためのジェノタイプ検査に進みます。

型によって、子宮頸がんに進行する割合が異なり、
ハイリスク(=子宮頸がんに進行する可能性が高い)に該当するか否かによって
今後の検査スケジュールが変わるとのことでした。

検査自体については別記事にまとめています。

検査の結果、私が当時感染していたのは
HPV56型というウイルスでローリスクではないのですが
いわゆる「ハイリスク型」な16型・18型ではなかったので
少しだけ安心しました。少しだけ・・・

診断から1年半後に自然治癒

結局、時間を空けて経過観察をしにいったら
軽度異形成も自然治癒していて正常な状態に戻っていました。
初めて軽度異形成と知ってから1年半、
がんになる恐怖があったので治癒したと聞いて安堵で泣きました。。

先生曰く、HPVウイルスの型がハイリスク型でない限りは
そこまで心配する必要もなく
健康診断にて1年おきに婦人科検診をするその間に
気が付かず軽度異形成になって自然治癒している人も一定数いるほど。

自然治癒後、子宮頸がんワクチン接種済みと知る

無事に自然治癒もしたので母親に事後報告して確認したところ、
16歳のときに子宮頸がんワクチンを接種済みでした。

私の受けたサーバリックスという種類のワクチンでは
子宮頸がんに発展するリスクが高い16型・18型のHPVウイルスを防げるものなので
ワクチン接種済みと知っていたらここまで怯える必要もなかったのです。。

30代でも子宮頸がん(HPV)ワクチンは有効?

という体験談もありまして、
個人的には子宮頸がん(HPV)ワクチンを打っいて良かったと思っています。
子宮頸がんの予防はもちろん、
精密検査や経過観察となったとき不安を和らげるという点でも
意味があると感じています。

HPVはほとんどの方が生涯で1度は感染すると言われているウイルスで、
タイミングによっては子宮頸がんの検査に引っかかります。
友人でも3名ほど軽度異形成で婦人科に通っていた人を知っていることもあり、
誰にでも起こりうることだと感じています。

ですが、あくまで私個人の体験談や感想の共有であり
みなさまに接種を勧めたいという気持ちではありません。
不安がある場合は専門機関でご相談いただくのが安心と思います!

Pちゃん
Pちゃん
最後まで見ていただき、ありがとうございました!
病気のことってあまり情報がなくて不安になりがち・・・
少しでも私の体験談が誰かの役に立てばうれしいです。