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子宮頸がん|軽度異形成(LSIL)から異常なし(NILM)に自然治癒した話

会社で年に一度受ける健康診断で子宮頸がん検査をしたところ
要精密検査になり、検査を受けたり受けなかったりして時が経ちました。
結果的に異状なし(NILM)の状態に戻ったという体験談を書きたいと思います。

Pちゃん
Pちゃん
本当に怖くて不安だった…1個人の体験談としてみてください。

軽度異形成発覚~治癒までの流れ

健康診断で引っかかってから自然治癒までの流れを
時系列に沿って書きたいと思います。

2020年12月 会社の健康診断で子宮頸がん検査を受診

年に1度の健康診断、
私は何か不安があったわけではないのですが新卒(23歳)の頃から
念のためにと婦人科検診のオプションをつけ、子宮頸がん検診と乳がん検診を毎年受けていました。

2020年12月、28歳の時もいつもどおり子宮頸がん検診を受け
「まあ、今年も異常なしだろう」と思いながら結果を待っていました。
すると結果は軽度異形成(LSIL)
まさか自分が引っかかると思っていなくて混乱、精密検査を受けられる病院を探すことに…

2021年2月 精密検査(コルポスコピー)を受診

婦人科へ行くのも初めてなので、病院探しも難航しました。
そして2021年2月に不安に押しつぶされそうになりながら検査へ、、
健康診断結果の説明と、コルポスコピーという精密検査を行いました。

通常の子宮頸がん検診も苦手なのに、
より長時間で細胞を切り取る検査はかなり苦痛…
病院探しや精密検査については過去記事に記載しているので
気になる方はそちらをご覧ください。

【子宮頸がん】検査でLSILと言われ、精密検査を受けてきた話2020年12月の健康診断で子宮頸がんで精密検査(LSIL)となり、2021年の2月末某日、婦人科の精密検査を受けてきました。 とい...

2021年3月 精密検査の結果確認とジェノタイプ検査

精密検査の翌月にまた婦人科へ行き、まずは検査結果の説明を受けます。
健康診断の子宮頸がん検査では誤診断で
異常がないのに軽度異形成と診断されるケースもあるそうですが、
私の場合は間違いなく軽度異形成、その中でもまだ変異が少ないCIN1と診断されました。

軽度異形成はHPVウイルスの持続感染で起こるもので、
ウイルスの型(種類)によってがんまで進行するリスクが異なります。
なのでこの日はこのままジェノタイプ検査という、
ウイルスの種類を調べる検査を行いました。

前回の精密検査の経験もあって身構えていたのですが、
検査自体は健康診断のときと同じく、
子宮頚部の細胞をこすって取るもので1~2分で終了。

この日私が説明された内容や検査の詳細は、
以下の過去記事で詳細に書いてますのでよければご覧ください。

【子宮頸がん】軽度異形成CIN1でジェノタイプ検査を受けた話2020年12月の健康診断で子宮頸がんで精密検査(LSIL)、2021年2月末某日、婦人科の精密検査(コルポスコピー)、そして2021年...

2022年3月 ジェノタイプ検査の結果確認 HPV56型と診断

ジェノタイプ検査の結果を聞きにいったのは1年後、2022年の3月です。
本当は検査の翌月には結果を確認することができます。

Pちゃん
Pちゃん
実は怖くて病院に行けなかった…
本当にそれだけで1年先延ばしにしてしまいました。
診察室に入ると「やっと来たか~」と先生にも言われました(笑)
診断結果はHPV56型というハイリスクに分類される型でした。
HPVにはいくつも種類があり、16型・18型が特にハイリスクで
異形成→がんへ進行する割合も10~20%と高いようです。
それ以外のハイリスク型は16型・18型ほどではないものの、
3%くらいの方は異形成→がんへ進行するというリスク度のもの。

引用元:株式会社ジェネティックラボHP

16型・18型の場合は3カ月に1度のペースで検査が必要ですが、
56型の場合、年に1度の検査で経過観察がよいとのこと。

ただ、この日の時点で前回の検査から1年以上経過していたため、即検査室に通されました。
検査自体は健康診断と同じく子宮頚部の細胞をこするだけ、1~2分で終了しました。

2022年5月 検査結果確認 異常なし(NILM)判定

今回はすぐに検査結果を確認しようと、翌月にまた婦人科へ行きました。
前回の経過観察の結果確認だけなので検査があるときよりは気持ちは楽ですが、
結果を聞くのはやはり怖かったです。

結果は、、、異常なし(NILM)判定!

Pちゃん
Pちゃん
よかったあああああああ(涙)

実際の診断書はこちらです。

今後は婦人科へ来る必要もなく、特別な検査は不要となります。
継続して年に1度の健康診断で子宮頸がん検診を受けるように勧められました。

これで婦人科通いと子宮頸がんの恐怖に怯える日々から卒業…!

後日談:子宮頸がんワクチンは摂取済み?

子宮頸がん検査で引っかかったことや、軽度異形成と診断されたことは誰にも言っていませんでした。
心配をかけるといけないので、親も含め。。

ただひとつ気になっていたのが、私は子宮頸がんワクチンを受けていたのか否か
高校生くらいで受けるはずなのですが、意外と記憶にない(笑)
けど、母から性交渉の経験があるか聞かれたことだけ覚えているので
もしかしたら打っていたのかな~と。

無事に異状なし判定も出たので、母親に事後報告して確認したところ、
16歳のときに子宮頸がんワクチンを接種済みでした。
サーバリックスという種類でハイリスクの16型・18型の感染を防げるものです。

Pちゃん
Pちゃん
これ、早く確認しておけば不安も和らいだかもしれない…
それにしても私が摂取した当時は副反応が騒がれ、
接種推奨を国が辞めていた時期なので、よく打ってたなとも思う。

ワクチンを接種していても対象外の方のHPVには感染するし軽度異形成にもなるのですね。

定期的に子宮頸がん検査を!

定期的に検査を受けましょう、というのは当たり前のことかもしれませんが、
精密検査して運よく治って…という経験をするとより胸に刻まれます。

病院に行かなくても症状に変化がある訳ではないから怖がらずに行く。
健康診断での要精密検査判定~自然治癒までに1年半ほど掛かりましたが、
実はもっと早い時期に自然治癒していた可能性もあり、
もしジェノタイプ検査の結果をすぐに聞きに行っていたら
こんなに長い期間怯えることもなかったのでは…と思います。

Pちゃん
Pちゃん
最後まで見ていただき、ありがとうございました!
不安を抱えている方の参考になれば幸いです。