ITに関わる仕事をしているとよく出てくる「AWS」。
正直なところ、わかっているようでよくわからないです(汗)
サービス導入を本格的に検討している人向けには
詳しい記事が多く出ていますが、この記事は
概要だけさくっと知りたい!という私と同じレベルの
初心者の役に立てばうれしいな~と思い、書きました。
AWSはAmazonが提供するクラウドサービス
![](https://arigatousagi.com/wp-content/uploads/2020/04/img_0967-1024x683.jpg)
AWSは「Amazon Web Services」の略で、
Amazonが提供しているクラウドサービスの総称です。
公式サイトにある説明は下記のとおり、
アマゾン ウェブ サービス(AWS)は、米アマゾン・ドット・コムを支えてきた技術がベースとなるクラウドサービスです。柔軟で耐久性と拡張性に優れており、世界で数百万以上、日本でも10万以上のお客様が利用しています。
https://aws.amazon.com/jp/s/dm/landing-page/start-your-free-trial-d/
つまり最大手のECサービス、
Amazonを構築・運営するために培ってきたクラウド技術を
サービス化したのがAWSなのです。
例えばAmazonサイトを見ていると、
ちょっと気になっていた商品がおすすめとして出てきたりしますよね。
過去の閲覧・購買履歴といった情報をデータベースとして管理して、
解析しておすすめ商品を割り出すというフローがAWSによって可能になっているのです。
そのような機能を他の企業が運営するサイト上でも実現できるよう、
サービスとして提供しているのです。
そもそも、クラウドサービスとは?
![](https://arigatousagi.com/wp-content/uploads/2020/04/img_0965-1024x576.jpg)
AWSがAmazonによるインターネット系なサービスということは
わかったところだと思うのですが、
そもそもクラウドサービスとは何ぞや?という方もいると思います。
クラウドサービスは、ITを用いたビジネスに必要なリソースを、
インターネット経由で、必要なときに必要な分だけ利用することができるサービスです。
必要なリソースというのは、データを置くための環境や作業を行うためのソフトウエアなどです。
従来手元のコンピューターにて用意していたものを、
インターネット経由でクラウドにアクセスすることで
初めからすべて準備しなくても利用できるという仕組みなのです。
そしてクラウドサービスにもさまざまな種類があり、
主に3つに分類されます。
SaaS(Software as a service)
読み方は「サース」です。
今までサーズって読んでたけど違ったのか。。
従来パッケージ化して販売していたソフトウエアの機能を
インターネット上で使用できるサービスを指します。
昔はメールサービスのソフトウエアも家電量販店に並んでいましたが、
今はgmailなど、物理的にソフトウエアを手に入れなくても、
インターネット上で利用することができますよね。
同じサービス/アカウントにPCでもスマホでもタブレットでも、
端末問わずにアクセスできるのもメリットです。
PaaS(Platform as a Service)
読み方は「パース」です。
こちらはあまり聞いたことがありませんでした。
アプリケーションを起動するためのハードウエアや
OSといったプラットフォームをインターネット経由で提供するサービスです。
SaaSはユーザーが触れるアプリ部分を扱うのに対し、
更にその1つ奥にある基盤も含めて扱っているのがPaaSです。
IaaS(Infrastructure as a Service)
読み方は「イァース」です。言いづらいw
データを保存するためのストレージやサーバーなどのハードウエア、
ネットワークといったインフラまでもをインターネット経由で提供するサービスです。
PaaSよりもさらに基盤の部分を扱うのがIaaSです。
クラウドサービスにおけるAWSの特徴
![](https://arigatousagi.com/wp-content/uploads/2020/04/img_0968.jpg)
先述したようなクラウドサービス自体は世の中的にメジャーであり、
サービス数も多く存在しますが、
AWSがグーグル様もを超えて世界一のシェアを誇るのはなぜなのでしょうか。
機能が豊富
AWSは160を超えるサービス数を誇り、
それらは単体で導入することも、カスタマイズすることも可能。
よって、柔軟性もありますし、
導入後のサービス内容増減も素早く対応可能です。
最適なコスト設計が可能
AWSは初期費用不要の従量課金制で、導入ストレスも少なく、
「コストをかけて導入した割に活用できなかった」ということもないのです。
例えばネットワークなら通信時間や通信料、
ストレージなら格納したデータ量に応じて料金が請求されます。
料金自体も過去10年間で70回値下げしており、
日々の技術革新による低コスト化を随時反映しているようです。
各サービスの料金は均一化してWEB上で公開されているため、
ユーザーによって料金が異なることもなく、
値下げ交渉といったコミュニケーションストレスも少なそうです。
信頼性の高いセキュリティ
世界トップクラスのセキュリティ専門家によるサービス構築が、
強いセキュリティを支えているとのこと。
それなりの大手であればセキュリティの専門家は登用するのだと思いますが、
何より自社の大規模ECサービスを運営するためにもAWSを用いており、
大きなトラブルもないことが信頼性の高さにつながっていると推測します。
AWSの代表的なサービス
代表的なサービスと何ができるかを知っておくことで、
より具体的にイメージをつけて「知っている」状態になりたいと思い(笑)、
いくつか紹介します。
WEBサイト/サービスが構築できる「EC2」
EC2はWEBサイトを構築・運営できる、
レンタルサーバーに近いサービスです。
近年はワードプレスが開設できるサービスもあるようです。
最も導入している企業が多いサービスと思われます。
データの保管ができる「S3」
S3は幅広い種類・サイズのデータを保管できる、
ストレージサービスです。
データのバックアップや、
データ授受するための一時的な保管場所としても使われる事例があります。
私のまわりでも、
「S3環境にあるデータ」といった言葉がよく出てきます。
データ分析ができる「EMR」
EMRは顧客の購買情報や個人情報、IoT機器から収集したデータなど、
大規模なデータを保管~分析までできるサービスです。
データマイニング、機械学習、ログ分析、シミュレーション、、と
様々なデータ処理方法で分析できます。
クラウドサービス界のTOP、AWS
![](https://arigatousagi.com/wp-content/uploads/2020/04/img_0969-scaled.jpg)
本記事はAWSについてなんとなく理解する、というのがゴールなので、
詳しい説明はできていませんが、
いままで単語しか知らなかったAWSの存在が少しずつ見えてきました(笑)