昨年思い立って受験を決めたITパスポート。
ド文系ですが勉強のコツをつかめたのか、
勉強期間は一か月で十分、自信を持って臨めました。
誰かの参考になればと思い、具体的な勉強方法を残しておきます。
役に立つ?国家資格のITパスポートとは
ITパスポートってコスパいいやつ?
という、半ば不純な動機で興味を持った資格です。
各方面でIT化が叫ばれる中で、最低限の仕組みは社会人として理解しておいたほうが
良さそうだというまじめな気持ちもなくはなかったです。
公式サイトによる資格の説明は下記の通りで、
具体的には、新しい技術(AI、ビッグデータ、IoT など)や新しい手法(アジャイルなど)の概要に関する知識をはじめ、経営全般(経営戦略、マーケティング、財務、法務など)の知識、IT(セキュリティ、ネットワークなど)の知識、プロジェクトマネジメントの知識など幅広い分野の総合的知識を問う試験です。
ITパスポート試験公式サイトより
ITを正しく理解し、業務に効果的にITを利活用することのできる“IT力”が身につきます。
つまりは「知識」なのです。
技術系っぽいネーミングで文系は遠のきたくなりますが、
プログラミングなどの専門スキルは一切不要、
ITの仕組みを体系的に理解できているか否かを問う資格です。
例えばスマホもアプリをつくったり、
自らの手で端末にネットワークを組み込むことはできない。
でも仕組みを知っているからアプリをインストールして使いこなしています。
この後者の部分を知識として身に着けると思うと文系でも関係なく取れる気がするし、
IT化が進む社会の中での重要度も納得です。
試験はPC上で4つの選択肢から選ぶ選択式、
120分で100問を解きます。
合格率は50%、2人に1人が合格です。
資格取得において高いのか低いのは未知ですが、
これだけをみるとそれなりに勉強すれば取れそうな雰囲気ではある。
ITパスポートの受験方法
ITパスポート公式サイトでアカウントを作成し、
サイト上で試験も申し込みます。
就活のときのSPIのようなイメージで、
受験会場や日時は都合のよいものを選択可能です。
受験料5700円(これで税込。リーズナボー↑↑)を支払ったら、
受験当日に必要な確認票がゲットできるので、
あとは確認票を手にして当日を迎えるだけです。
申込みはネットだけで手続きできるので
まずは申し込んでゴールを定めるのがモチベーションにつながると思います。
勉強できたら申し込もうとするとずるずる後ろに流れるかも。
追い込めば短期間で取れるはずなので。
ITパスポートの合格基準と勉強のコツ
気になる合格基準は、
総合得点は1000点満点中600点を取り、
かつ各分野の特典も1000点中300点を取ること。
つまり全体の6割ができていて、
各分野が極端に低くない=3割を切らなければOK。
「分野」というのはITパスポートは
経営に関する知識を問うストラテジ系が約35問、
管理に関する知識を問うマネジメント系が約20問
技術に関する知識を問うテクノロジ系が約45問、と
3つに問題の系統が分かれているのです。
これを見ると半分は技術意外の知識が問われそうですね。
苦手な問題は捨てる
実用性を考えると捨ててはいけないのですが、
まずは試験合格をゴールとするならば100%網羅しなくてもよいのです。
6割が合格ラインなので安全に見積もっても
8割を目指して勉強すれば安心。
10問に2問はこの問題はパス~としてもよい。分かる問題を確実に解ければ。
勉強していくと、
この形式の計算は苦手、とか
イメージがつかず仕組みが理解しづらい、といったものが
出てくるかと思います。
その時は勇気をもって(?)その問題を捨て、
捨てなかった8割の数をこなすほうが得策です。
というわけで2つめのコツは、、、
単語を覚える感覚で数をこなす
数をこなす、は大体の勉強において大事だと思うのですが、
「単語を覚える感覚で」としたのは、
ITパスポートの出題範囲は広く浅いからです。
狭い分野を突き詰めそれぞれの分野の関連性を意識して勉強するのは
やや効率が悪い気がします。
まずは単語の意味をどんどん覚えるだけでそれなりの理解度になるので、
関連性や本質的な仕組みは後から理解しました。
実際の試験も1問1答のような感じなので
過去問を解くことで自然と単語を覚えられました。
マネジメント/ストラテジ系から攻める
参考書を読み進めれば自然とそうなるので
書くほどでもない気がしましたが、、、
とにかく大枠から、全体像から入ることで
技術的な知識に対するアレルギーを薄めましょう。
1か月で合格した具体的な勉強法
ここからは私が実際に行っていた勉強法や、
使用していた参考書やアプリを共有します。
勉強法に関しては3つのコツを踏まえて、
以下の流れで進めました。
①参考書を一読する
全体像をつかみながら、単語をなんとなくインプットします。
②過去問を解きまくる
正解することではなく、単語を覚えることを目的に数をこなします。
③参考書をじっくり読む
覚えた単語に対し、本質的な仕組みをここで理解します。
私は①と同じ参考書を読みました。
④過去問を解きまくり、間違えた箇所の復習
ここではじめて正答率を上げにいき、仕上げにかかります。
まずはページを進める、数をこなす。
インプットも字面が先、仕組みは後。
愛読した参考書
私が使っていたのは、
「これで合格! イッキ!にわかる ITパスポート テキスト&問題演習」です。
細かいセクションごとに練習問題が挟まれていて、
あさ~~~くインプットした知識がすぐに復習できるのが良いです。
一読するだけでも「単語をなんとなくインプット」できます。
図解が多く、集中力が保てないときは
図だけ目を通してもなんとなくわかるというのも高ポイント。
問題数多!使用アプリ
過去問を解きまくるときに使用したのが
このアプリ、「ITパスポート過去問題集」です。
App Storeのアプリページはコチラ
Google Playのアプリページはコチラ
ご覧の通り、アプリ評価はめちゃくちゃに低いww
たしかに日本語の間違い的な誤植がたまにあり、
その結果、です。
それでも、とにかく問題数が多くて
その数600問!!
出題年や分野別に見ることができます。
他にもITパスポートの無料アプリはいくつもあるので
色々試してみるのがいいと思いますが、
私が見た中ではこれが最も問題数が多く使いやすかったので、
ぜひ1アプリめに使ってみてください。
1か月集中で国家資格をゲット
もちろん個人差はあるので責任は取れないのですが、
この勉強法で短期集中でやりこめば十分に合格が見込めると思います。
実際、業務で役に立たないこともないし、
ITサービスの仕組みは日常生活でも身近なので「なるほど」と思う場面も出てきます。
総じておススメな資格です。
ITパスポート合格を目指す方の検討を祈っています!