私は普通預金口座の貯金額が全財産、という状態で
普段の収支も全然把握していない、
お金に関することになーーーんにも手を付けてこなかったのです。
それでもなんとなく貯まってきたし、
給料も上がったし(*´▽`*)ホクホク↑↑、
もう少しお金のことを考えたりしてもいいのではないかという
気持ちになりました。
そんなところで、、、、、お金のことを知らなさすぎる!!
金利ってなに?投資ってなに?状態なので
基本的な知識をインプットしようと、1冊の本を読みました。
「節約・貯蓄・投資の前に 今さら聞けないお金の超基本」
今回私が読んだのは、
「節約・貯蓄・投資の前に 今さら聞けないお金の超基本」、
泉 美智さん(監修) 坂本 綾子さん(著)、と
2名のフィナンシャルプランナーによる本です。
「稼ぐ」「使う」「貯める」「納める」「増やす」etc.……お金を機能別に章分けし、一からおさらいできる実用書。スタイリッシュなイラストやインフォグラフィックを使用して、誰にでもわかるように解説。お金って何だろう? から年金、納税、仮想通貨まで。寿命100年時代に対応する、お金の教科書最新版。
Amazon書籍ページより
この誰でもわかる「お金の教科書」という説明と
キャッチーな表紙に目を惹かれてkindle版をポチっとしました。
7つのチャプターで「お金」を説明
この本の目次を見ると、以下の7つのチャプターで編成されています。
1.お金とは?
:お金の機能、付き合い方、など。
2.稼ぐ
:会社員のメリットデメリット、稼ぎを増やす方法、など。
3.納める
:税金のしくみ、年末調整/確定申告、など。
4.貯める
:目指すべき貯金額、各種銀行の特徴、保険の活用、など。
5.使う
:クレカの使い方、結婚や出産にかかる費用、など。
6.備える
:社会保障制度、年金や医療保険のしくみ、損害への備え、など。
7.増やす
:投資の心得、各種投資の説明、など。
「1.お金とは?」で説明されるお金の機能が
「2.稼ぐ」~「7.増やす」の6つに分かれて
詳しく書かれています。
これがとても良くて、
、、、「納める」パートにありそうだなあ。
といった具合にほしい情報が見つけやすく、
後から見直すときにも便利です。
「お金の超基本」を読んだ感想
ここからは読んだ感想を書きますが、
あくまで個人的な感想であることはご了承ください。
総じて、わかりやすい、知れてよかった!!というところです。
イラストが多く読みやすい
普段は全くといっていいほど読書をしないので、
活字だけの本は苦手なのですが、
こちらはキャッチーなイラストや図解が多く入っていて
抵抗なく読めました。
まず視覚的に大枠がつかめるので、
文字を読んだときも内容が入ってきやすいです。
本当に「超基本」から説明してくれる
単語を調べながらがんばって読むことになると覚悟していましたが
そんなことはなく本1冊だけでさくさく進めました。
需要と供給のバランスによって価値が変わること、
インフレとは、デフレとは、みたいな、
学生で学ぶような内容から扱っています。
もっと言うと、お金は貯めて→使うものです、みたいな
「そんなことわかってる!!」ということも
あえて丁寧に説明してくれています。
良くも悪くもザ・説明文
「お金の教科書」の名の通り、
ザ・説明文が並ぶページも多いです。
知識をつけたいのでとてもありがたいのですが、
独自の見解はあまり盛り込まれておらず、
あまり身近でないパートはやや退屈に感じます。
例えば「備える」のパートなど、
独身20代の私にはまだいいかなあ、という気持ちになってしまい
飛ばし飛ばし読みました。
一方で説明文だからこそ、
必要なときに該当のパートだけ読めばいいので
後からの復習には良さそうです。
お金×ライフプランの実例が多い
切っても切り離せないお金の話とライフプラン。
お金だけの話に絞りすぎず、
ライフプランと絡め、様々な実例をもとに説明されている点は
「ふむふむ」しながら読み進められました。
例えば、
結婚後の家計管理の仕方
:共働きならの場合、どちらかが働く場合、、、
住宅にかかる費用
:ずっと賃貸住まいの場合、購入の場合、、、
といた具合に様々なケースに分けて実例が載せられています。
実際に自分の収入・支出をもとに
シミュレーションできるプチワークシートもあるので、
リアルな感覚もつかむことができます。
税金についての説明がわかりやすい
私の気になっていた税金、つまり「納める」のパートは
実際に自分の給与明細や源泉徴収票と照らし合わせながら
「ふむふむ」できる内容で満足でした。
節税対策もネットで調べると情報が点でばらばらと出てきますが、
一覧になっていたりしてわかりやすかったです。
投資の説明は少し物足りなさを感じる
税金の次に気になっていた投資、つまり「増やす」のパートでは
下記の投資について説明されています。
1.債権
2.投資信託
3.株式
4.外貨預金
5.REIT(不動産投資信託)
6.不動産(現物)
7.確定拠出年金
8.NISA
9.つみたてNISA
10.金
11.FX
11種類もあるのに、ページ数にすると12ページだけ。
本当にざーーーーーーっとひととおりの説明をされたような印象で、
少し物足りなさを感じてしまいました。
ただ、これに関しては投資について知りたければ投資の本を買え、
ということなのだと思います。
「お金の超基本」が学べる1冊
感想を長々と書きましたが、
一言でいうとお金の超基本が学べる1冊でした!!
私のように、
、、、、でも何も知らない!!!
と焦りを感じている人には超おすすめです。
もっと言うと、働き始める前に知っておきたかったので
学生さんにもおすすめできます。